ちょびの防災ちゃんねる

今増える災害に備え、防災意識を高めて備蓄や身を守る事を考える。

スフィア基準・今、世界を見習って避難所は進化すべき時がきている!

sufia

こんにちは、ちょびです。

 あなたはスフィアと言う言葉を聞いた事がありますか?

近年災害が多発する中、災害大国であるはずの日本は避難所の状態が他国に比べてひどい状態です。

昔からずーっと同じ感じなので、これが普通に感じている方も多いと思います。

少し海外に目を向けてみて下さい。

ちょびが何を言おうとしているか分かってくると思います。

 

「スフィア基準」とは、アフリカ・ルワンダの難民キャンプで多くの人が亡くなったことを受けて、国際赤十字などが20年前に作ったものです。

紛争や災害の時の避難所の環境などについて、“最低限の基準”を定めています。それがスフィア基準です。

ほんの一例ですが、書いていきたいと思います。

 

  

スフィア基準の基本項目

3つの権利・人道憲章

◆尊厳ある生活への権利
◆人道援助を受ける権利
◆保護と安全への権利

権利保護の原則

◆さらなる危害に曝さない
◆公平な援助へのアクセスを確保
◆身体的・心理的な危害から保護
◆回復できるよう、人々を支援

技術的各章

◆給水・衛生・衛生促進
◆食料の確保と栄養
◆シェルター・居住地・ノンフードアイテム(生活道具など食品以外の物品)
◆保健活動

 

スフィアプロジェクト(参考)

 

被災者にとって「正しい」支援とは被災者が安定した状況で、尊厳をもって生存し、回 復するために、あるべき人道対応・実現すべき状況とはどのようなものか。

この国際的な プロジェクトでは「人道憲章の枠組みに基づき、生命を守るための主要な分野における最 低限満たされるべき基準」を「スフィア・ハンドブック」にまとめています。

今後の我が国 の「避難所の質の向上」を考えるとき、参考にすべき国際基準となります。 http://www.janic.org/activ/earthquake/drr/sphere/

 

出典:内閣府、避難運営ガイドライン

http://www.bousai.go.jp/taisaku/hinanjo/pdf/1604hinanjo_guideline.pdf

 

スフィア基準についてよく言われている内容

居住空間について。
「1人あたりのスペースは、最低3.5平方メートル確保すること」

およそ2畳分

熊本地震の避難所では、避難者1人あたりが1畳ほどしかない場所もありました。

     f:id:chobisippo:20190225152737j:plain

 出典:NHK NEWS WEB

https://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2018_0501.html

 

 

トイレについては。「20人に1つの割合で設置」

     f:id:chobisippo:20190225152807j:plain

 出典:NHK NEWS WEB

https://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2018_0501.html



男女比です。「男性と女性の割合は1対3」

     f:id:chobisippo:20190225152822j:plain

 出典:NHK NEWS WEB

https://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2018_0501.html

 

上記内容は、基準と呼ばれる例えの中のいくつかだという事です。

とても大切な基準です。

 

 

「スフィア基準」の項目を満たしていない避難所ほど、「血栓」が足に見つかる割合が多く、関連死の原因になることもあります。

 避難生活でトイレを我慢し、水分を我慢しやすい傾向があるからか、男性よりも女性の方が「血栓」が原因の病気が多いという結果も出ています。

スペースやトイレの基準には、こうした事態を防ぐ意味もあるんですね。

 

日本ではなかなか「スフィア基準」が浸透しません。。

なので、劣悪な環境の避難所が設置され続けていますね。

記憶に新しいかと思いますが、熊本地震の被災地で「テント村」を開いた登山家の野口健さんは、スフィア基準を参考にしたそうです。

野口さんの発想、行動は本当に素晴らしいなと思いながら見てました。

 

よりよい避難所を

「スフィア基準」自体は、行政や専門家の間で、少しずつ使われてきています。

南海トラフ巨大地震の被害が想定される徳島県は、平成29年、避難所運営マニュアルにスフィア基準を盛り込みました。
それでは、避難所運営にどう生かせばいいのか。

段ボールを組み立てる事でできる簡易ベッド。

床での雑魚寝より快適で衛生的な上、ベッドの下にものが収納できるため、1人あたりのスペースを広く取れるようになるといいます。

 

また、持ち運びが可能な簡易トイレ。

数を増やせる上、手を汚さずに処理できるため、清潔な状態を保つことができます

災害を生き延びたあとの避難所で、人が死なないためにはどうすればいいのか。
まずは「我慢は当たり前」という意識を変えること。

 

そして、「スフィア基準」を参考に、よりよい避難所作りにつなげることです。

質の高い避難所を作るため、事前に十分な準備をしておくことが必要だと思います。

 

    

まとめ

「災害時はみんな大変だから、我慢するのは当たり前」

こうした考えは、日本人の美徳とも言われて来た訳ですが、この考えではなく、

事前に十分な準備をし、生命の安全を守るように変化していく事が重要です。

「日本の避難所は難民キャンプより劣悪な状況」なんて言われているようですが、

改善していく事が必要だと思います。

また、避難時に何をもって避難するべきか考えておきましょう。

自宅避難をする方もいるはずです。備蓄をしっかりしておくことが命を守る行動につながるのではないでしょうか?

 

www.chobisippo.com

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